吸ってくれない赤ちゃん吸ってほしいという、周囲の気持ちとはうらはらに、少しも吸ってくれない赤ちゃんもいます。 そんな時はどうしたらいいでしょう。 まず赤ちゃんが吸えない原因は 1・ママの乳頭の問題 扁平乳頭、短乳頭、乳頭の形がゆがんでいる、伸びにくい乳頭、 乳輪の部分の真下が硬い(乳輪部の面積が狭い人に多く見られる) 2・赤ちゃん側の問題 赤ちゃんの吸い方が下手(舌を乳首に巻きつけられない) 赤ちゃんがブキッチョ、舌小帯が短い、 上あごと下あごのバランス 扁平乳頭や短乳頭は、哺乳瓶さえ使わなければ、まずうまくいきます。 まず、 「出来ない」「私の場合は吸えっこない」 こういう既成概念を取り除くことです。 吸えないでいる人のおおかたが、こんな気持ちを持っていることが多い。 短乳頭、伸びにくい乳首の場合は、飲めるようになるまでかなりの期間を要することもまれではありません。 でも、長く見積もっても、ほぼ1ヶ月くらいで吸えるようになりますよ。 大事なことは、「自分は扁平乳頭だから、短乳頭だからできない」 と思い込まないことです。そして、吸わせる練習をすることです。 あせらず、気楽な気持ちで。 もし、なかなか吸えない赤ちゃんで、退院後、病院のフォローもなかったら。。。 そういう時は、諦めずに授乳を続けましょう!!ずっとです。 おっぱいのチェックをしてみましょう。 ・吸えないことが続いていて、乳頭の真下が硬くなっていないか。 ・おっぱい全体も硬くなりすぎていないか。 ・そのために、伸びにくい乳首になってないか 乳頭の真下が硬い時 この付近以降が詰まっています。硬い部分を押さえながら、ゆっくり絞り だします。この付近を傷めてしまうと、ますます詰まる原因となりますか ら 搾乳器を使ったり、乱暴に絞ったりしないようにします。 おっぱい全体が硬い時 少し絞って柔らかくしてから授乳するといいですよ。 伸びにくい乳首 おっぱいが張ってくると、短い乳首の場合は、さらに短く、そして伸びに くくなってしまいます。 搾乳して全体を柔らかくして、さらに乳首付近を 柔らかくして授乳しま す。 これらは病院にいる間にも、大事なことですね。 さらに乳房マッサージをしてくれるところもあるでしょうが、痛いマッサージは断ったほうがいいです(^^;; はい、断ったほうが身のためです。 そういう痛いマッサージは、むくみを増強させて、いいことありません。 いつもこんなことを中心にチェックして、つねに飲みやすい乳首にしてから おっぱいをあげるように心がけましょう。 次は、ミルク(搾乳)の足し方がネックになります。 退院後間もない赤ちゃんに哺乳瓶であげた場合、ミルク(搾乳)も60ml~70mlくらいは飲んでしまうでしょう。 赤ちゃんがどの程度吸えるのか?にもよりますが、全くおっぱいを吸ってくれない場合は、吸わせた後に、赤ちゃんが2時間以上寝ない量を与えます。 具体的な量は、ケースバイケースです。 おおよそ20ml~30mlくらいづつ、スプーンを使って。 あとはせっせと吸わせます。 ママが疲れたら、その時には40mlくらいあげて、少し休むといいですね。 でも、3時間以上は開けないように。 全く吸えない赤ちゃんの時は、気長に規定の量をスプーンで。 そして、赤ちゃんが起きたら、吸わせます。 ママのおっぱいが張って硬くて吸えないようなら、絞ってから吸わせてみましょう。 全く吸わない赤ちゃんの場合は、硬いおっぱいのことも多いですから、 授乳前に搾乳するのがいいですね。 それを、授乳後にあげます。 できればスプーンでやるのが、ベストです。 哺乳瓶を使うと、なかなか母乳を吸えるようになりません。 徹底してやったほうが、早く吸えるようになります。 こんな苦労も、続いたって1ヶ月もありません。 ひとたび吸えるようになれば、楽チンマンです。 いちばんのキーポイントは哺乳瓶を使わないでみることです。 お産前に、ぜひ山内先生の『新生児』を読んでみることをお勧めします。 母乳育児に自信を持つことができるでしょうし、あらぬ心配をして心悩ますこともなくなるでしょう。 だから母乳なんだ!と納得できると思いますよ。 さらに、全く施設のフォローが得られないという方は、ぜひ『母乳育児サークル』を思い出してみてください。 お勧めです。 インターネットで、容易に検索できます。 私は会員ではありませんが、その活動ぶりにはとても共感しています。 こんな仲間がいれば、母乳育児でつまずくこともないと思います。 ジャンル別一覧
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